ロングボード　ドルフィン

ドルフィンスルーには、『プッシング』と『ローリング』の2つの方法があります。ドルフィンスルーの最も多用する基本的な技はプッシング・スルーです。
プッシング・スルーとは、沖からやってくる波にロングボードを真直ぐに向けて、波が来たらロングボードのレールを両手でつかんで、ボードの上で腕立て伏せで腕を伸ばした状態を作ります。そして、そのまま来た波を自分の身体とボードの間にできた空間に通して越えていくことをいいます。その際の注意としては、ボードが波と直角に向いていないと、波の力でまくられてしまいます。また、事前にパドリングでボードにある程度のスピードをつけておくことが大切です。
ローリング・スルーとは、プッシングでは乗り越えられない大きな波の時に使う技です。つまりプッシングは小さな波では有効ですが、大きな波には太刀打ちできません。そんな時にプッシング・スルーを使います。プッシング・スルーは、大きな波が来た時にボードをひっくり返して自分が海中に潜りながら波をスルーしていきます。つまり、ロングボードに海中でぶら下がっている状態といってもいいでしょう。ローリング・スルーをするためには、ボードのノーズ近くのレールを両手でしっかりとつかんで、海中でボードを胸にグッと引き寄せます。ぶら下がるといっても両手を伸ばしていてはローリング・スルーは成功しません！
この2つのスルー方法をマスターすれば、ロングボードでも間単に沖に出て行くことができるようになるでしょう！

ロングボードの基本的な乗り方